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3D溶接定盤道場



本ページでは3D溶接定盤の使い方をもっともっと掘り下げてご案内いたします!
3D溶接定盤道場の第一回目は『ツールの短穴を利用してクランプする方法』

今回使用するクランプツールは『ブッシュ』(スクリュークランプの付け根の部分を分解すると出てきます)
スクリュークランプを分解したパーツを利用して、ツールの穴の空いた箇所ならどこでもクランプツールを 設置する方法を紹介します。

ツールの短穴を利用してクランプする方法



今回主に使用するツールは『ブッシュ』。
スクリュークランプを分解した際、付け根の部分にあたる部品です。

分解する場合は、スクリュークランプの『プリズム』部分を引っ張って外したのち、 取っ手部分のネジを回して外して、『ブッシュ』を指で押し出すと簡単に外れます。(オーリング2か所の摩擦で留まっています)


ちなみにスクリュークランプを分解した際のイメージは下記のとおりです。


この『ブッシュ』の寸法はφ28,φ22、φ16各タイプの穴の大きさにピッタリ嵌るよう設計されております。
そして、内側はネジの溝が入っております。

左図のように、ツール、アングルなどの穴を利用してクランプツールを設置する事ができるようになります。

実際の利用例は?


この『ブッシュ』を利用したクランプ方法は実際どのような場面であるかを紹介します。
下記でご紹介の例では、クランプツールを設置できる穴の位置と、クランプしたい位置の距離が 離れていて、通常のスクリュークランプなどでは届かないケースです。

写真ではアングルツールを2つ組み合わせて目的の箇所にクランプができました。



今回のご案内で使用したツールをもう一度紹介


今回ご案内したツールは全て、スクリュークランプを分解して頂くと一式揃います。
また各パーツはバラ売りでお買い求めいただけます。

φ16タイプに限りますが、該当のパーツが一式揃った『φ16タイプ ショートスピンドルブッシュ』がございます。
(写真をクリックで該当の商品がご覧いただけます。)