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定盤同士を連結して広く使う方法



本ページでは3D溶接定盤の使い方をもっともっと掘り下げてご案内いたします!
3D溶接定盤道場の第二回目は『定盤同士を連結して広く使う方法』

定盤の連結に使用するツールは『連結ボルト』。
当店で常時取扱いをする定盤の最大サイズは3000×1500ですが、これ以上の大きいワークを固定する場合は 2台以上の定盤を連結する事で広い作業面積を確保する事ができます。

定盤を連結するのは
 【 直 接 連 結 】定盤同士を直接接合ボルトで連結
 【ツールを挟んで連結】定盤 ー 接合ボルト ー U型スクエア ー 接合ボルト ー 定盤  
のようにU型スクエアを挟んで連結する方法が一般的です。


定盤連結に必要なツール


接合ボルト

定盤の連結に必要になるのが『接合ボルト』です。

定盤 ー 接合ボルト ー 定盤
定盤 ー 接合ボルト ー U型スクエア ー 接合ボルト ー 定盤

上記のような形で連結を可能にするボルトです。
仕組み上、何台でも定盤を連結して、大きさはいくらでも大きくできますが、定盤を大きくして使う際は 定盤の脚の耐荷重、接合ボルトにかかる負荷(耐せん断力50kN/ボルト1本あたり)にご注意くださいませ。

*耐荷重について参考:
接合ボルト:せん断力50kN(1本あたり約5t)


U型スクエア

定盤を連結したり、定盤の面積を広くするのに活躍するのが『U型スクエア』です。
『U型スクエア』は四角柱形状の表面にツール固定用の留穴が開いているツールです。

下記で紹介する事例ではこのU型スクエアを定盤同士をつなぐ『かけ橋』として利用。
定盤2台を連結する場合は、最低でも同じ長さのU型スクエアを2本と接合ボルト4本×4面をご用意ください。


接合ボルトを使った定盤の連結方法


接合ボルトは下の写真のように上下に分離してネジで留まります。
連結したい定盤2台、定盤とU型スクエアのそれぞれの穴を通して接合ボルトで連結します。
連結する際は最低でも4本以上の接合ボルトを使ってください。連結部分はちょっとしたきっかけで大きな負荷がかかる場合があります。



実際に定盤同士をつなぎあわせた写真は下記のとおりです。


実際に3000×1500サイズ以上の定盤を使って頂くとわかるのですが、定盤が巨大になりすぎると、広すぎて定盤の端から 中央部分まで手が届かなくなり、定盤面積を十分に活かすことができません。

この写真のように接合した場合は、定盤中央部分に人が潜って作業するスペースが生まれますので、広い定盤の中央部分を デッドスペースにする事なく活用することが可能です。

動画でわかるU型スクエアと接合ボルトによる定盤の連結



今回のご案内で使用したツールをもう一度紹介


今回ご案内したツール『U型スクエア』『接合ボルト』は下記の商品写真をクリックでご覧いただけます。